みなさんこんにちは。管理人のゆうです。
今回は、私が北海道へ移住をした理由をご紹介します。
簡単なプロフィール
私は高校生まで北海道の田舎で過ごし、音楽学校へ通うために上京しました。
その後、東京や神奈川での就職を経て、生まれ育った北海道へ移住(Uターン)しました。
北海道での暮らし
地元では遊ぶところはイオンのような大型商業施設、もしくは駅近くのカラオケやビリヤード、ボーリング場しかありませんでした。
休日に遊びに行くと、ほとんど必ず友人・知人・先輩後輩に会うことがありました。
(ひどい時には学校の先生と遭遇し面倒なことも…)
その場で合流し、皆で遊ぶことも良かったのですが、私はあまり大勢で遊ぶことを好まないため、少し煩わしさを感じる場面もあります。
また、友人や交際関係が丸裸のようなもので、良からぬ噂に巻き込まれることもしばしば。
しかし、こんな生活に対してそこまで嫌だとは感じませんでした。
なぜ東京へ移住したのか
単純な話で、私が勉強したかったクラシック音楽分野に特化した学校が、地元や北海道内に存在しなかったからです。
正確には、教育大学や音楽大学はありましたが、4年間通えるほど家庭が裕福ではなかったため、2年制の学校を選択しました。
東京の生活
北海道の田舎から東京へ引っ越して、人の多さと駅前の賑やかさ、休むことを知らない街並みに興奮してばかりでした。
しかし、今となってみては、高校生から学生へと大人になることの自由さに喜びを感じていただけかもしれません。
東京のメリット
・買い物
不便することはありません。
千葉や埼玉の県境近くのような離れた場所にも住んだこともありますが、駅前に行けばほぼ24時間営業のスーパーやコンビニ数件、ドラッグストア、居酒屋、各銀行、など上げればキリが無いほど営業している店がたくさんありました。
・交通の便
数分に1本の電車があり、人身事故が起きない限りほぼ定刻通り。また24時近くまで終電があります。
SuicaやPASMOを使えばチケットフリーでJR、東京メトロ、都営地下鉄、各私鉄に乗り継ぎが出来ます。
バスは道路渋滞がひどいため、あまり使用しませんでしたが、乗りこなせば電車の乗り換えをせずに移動できるエリアがあるため、知識と経験があれば便利な手段の一つです。
生活するには便利すぎる街並みで、都民が増え続ける理由も納得いきます。
東京のデメリット
・人口密度
とにかく人が多すぎます。
買い物するにも、並ぶことが当たり前。
電車に乗ると、50cm以内に人がいます。
外に出て人とすれ違わないことは絶対にありません。
人が多いため独り言や怒鳴り声をあげるようなヤバイ人との遭遇率も高いです。
・騒音、異臭
人が多いと話し声が多くなり、またゴミの量も多くなるため、空気の流れが悪く、異臭や騒音が気になります。
駅前はとにかくうるさい。
公園や川沿いの自然が多いところでもくさい。
・物価
都心部はよく物価が高いと言われますが、単純に物の値段が高いということではありません。
探せば安い物は存在しますが、人混みや街並みの移動など、買い物疲れによって高い値段でもいいやというような心境になって購入してしまうような傾向もあるようです。
・家賃
これはもうどうにもなりません。
23区内、一人暮らし一部屋で築15年くらいの物件で相場は6万〜7万くらいでしょうか。
築50年近い木造のボロアパートでしたら格安物件もありますが、普通に生活を送るにはかなり辛いものでしょう。
安すぎる家賃は、低所得者が集まり、あまり治安がよくない傾向にあります。
ちなみに、私が最後に過ごした東京都内の賃貸物件は、下記の通りです。
23区内(埼玉近く)
築年数10年ほど
間取り1K
床面積24m2
鉄筋コンクリート(遮音性抜群)
都市ガス、オートロック、ペット可、宅配ボックスあり、24時間ゴミ出しOK
収納ほとんど無し
家賃78,000円(管理費込み)+駐車場15,000円
更に、北海道へ移住した現在の住居はこちら。
北海道の真ん中くらい
築年数10年ほど
間取り2DK
床面積45m2
木造(角部屋、隣部屋とは収納で生活音は聞こえません)
都市ガス、駐車場無料、ストーブ付き、除雪は管理会社
家賃40,000円(管理費・駐車場込み)
総額半額以下の家賃で倍近い面積の物件に住むことができました。
・スギ、ヒノキ花粉症
北海道にはスギ・ヒノキの花粉はありません。
また、私は特にアレルギー体質ではありませんでしが、東京へ引っ越して3年目で重度のスギ花粉アレルギーが発症しました。
更に、その翌年には重度のヒノキ花粉症にもなり、2月から5月くらいまでは、地獄のような日々でした。
(アレルギー検査では5段階中5のぶっちぎりの数値です。)
北海道の生活
東京で仕事をしながら、北海道の出張もたびたびありましたが、離れて暮らした期間が長ければ長いほど、北海道の良さを感じることが多くありました。
北海道のメリット
・自然
北海道内でも人口が2桁万人(10万人〜)いるような地方?都市では、駅前や繁華街に自然は多くありません。
しかし、車やバスで數十分圏内に、畑や森林しかない地域があります。
仕事やパソコン、スマホばかり見続けて疲れたときには、そういった自然を実際に目にし、綺麗な空気を吸って、心身ともに健康的になれるのがとても良いところだと思います。
・観光地
前述とも重なるところですが、人口密度が低い地域が多いため、自然豊かな観光地がたくさんあります。
実際に私が高校生まで過ごした間では、地元と親の実家、また札幌市の一部くらいしか知りませんでした。
大人となった今では、休日には大好きなドライブを楽しみながら、わずか1時間ほどで大自然や観光地巡りの趣味が出来て、まだ知らない北海道の魅力に気付けて幸せです。
・食べ物
北海道で過ごしたころは気づきませんでしたが、東京で過ごし、北海道へ戻ると、水道の水や安価の食料品が美味しく感じます。
ちなみに、地産地消のレストランはもちろん美味しいですが、観光地価格であるため高額です。観光地にお金で貢献することとして、頻繁に利用すると、あっという間にお金がなくなってしまいます。
普段の生活を過ごすため、近所のスーパーで美味しいものを探すのも面白いことです。
・人間性
人口が少ないため、周り近所の人たちとは顔見知りになります。スーパーへ買い物に行くと高確率で遭遇します。世間話をしたり、農家繋がりで売れないような余った野菜を分けてもらえたり、地域のお祭りや冬の時期には皆で協力して雪かき(除雪)を行なったり、人との繋がりの大切さを身にしみることが多いです。
・夏の生活
日本の中でも比較的湿度が低めのため、気温が上がってもカラッとして過ごしやすいです。
滅多に35℃を超えないため、家庭内でほとんどエアコンは無くとも扇風機で乗り切れます。
(エアコンのある家庭は裕福だと思ってました笑)
北海道のデメリット
・冬の生活
日本の中で最も緯度が高いため、最も寒い地域です。冬のはじめから終わりまでは、ストーブが無いと生きていけません。暖房費だけで毎月5,000円〜10,000近くかかることもあることを覚悟しましょう。
・暖房費
前述から、暖房は最もエネルギーが必要です。そのため、暖房設備はよく検討しなければなりません。
安価に済ます方法は以下の通りです。
1位 石油ストーブ
灯油を使用したストーブです。最も安価で熱効率が良いの特徴ですが、灯油を買いに行くこと、灯油タンクに給油することが面倒大変です。
2位 都市ガスストーブ
都市ガスを使用したストーブです。熱効率があまり高くなく、多くのガスを使用するため、高額になりやすいですが、灯油を買いに行く手間はありません。
3位 プロパンガスストーブ
プロパンガスを使用したストーブです。都市ガスと比べて熱効率は高いですが、北海道内のプロパンガス単価は、日本ワースト1で超高額になるので注意してください。
圏外 エアコン暖房
東京では寒いと感じてエアコン暖房で部屋を暖めることができますが、北海道では絶対に無理です。外気温が低すぎて、電気で空気を暖めることは出来ません。
・交通の便
田舎に行くと車がほぼ必須です。
母親の実家は超田舎で、バスは3時間に1本、JRは最近廃線になりました。
車の運転が苦手、嫌いな人は、札幌市であれば地下鉄で充分です。
・人付き合い
人口が少ないため、同じ人との遭遇率が高くなり、あらゆる噂話がよく聞かれます。悪いことをしていなければ問題ありません。マジメに生活しましょう笑
・発売日の遅延
陸の孤島であるがため、本州で発売されたものは、翌々日に届くことが多くあります。
新商品を誰よりも早く入手したい人には、北海道の生活は難しいかもしれません。
まとめ
私は人混みと騒音が苦手で、重度のスギ・ヒノキ花粉のため、東京のデメリットをメリットで我慢することが出来ませんでした。
一刻も早く東京を脱出したい思いと、YouTubeやTwitterで北海道の良さを再認識し、それがとても魅力的で、デメリットを充分にカバーすることが出来ると判断し、移住することにしました。
結果としては、実家から近所のUターンとなりましたが、30代の私には自分の生き方があります。家族にもしものことがあれば、その時は支えられるような体制を準備しつつ、自分だけの限られた人生を楽しみつつ後悔のない生き方をしたいと考えております。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
管理人:ゆう