今回は北海道へ移住するための費用の目安と、私が実際に支払った費用の詳細をご紹介したいと思います。
簡単なプロフィール・条件など
30代独身・男性
東京23区から北海道内人口10万人超え地方都市への移住
引越し時期はオフシーズン(6月前後)
家具・家電一式所有
自動車(コンパクトカー)所有
賃貸契約費用と家賃相場
私は、東京都では下記のような賃貸物件に住んでおりました。
東京都 賃貸マンション
築10年
鉄筋コンクリート
1K(K2畳、洋室8畳)
23m2(平米)
都市ガス
独立洗面所付き
オートロック
家賃 68,000円
管理費 7,000円
駐車場 15,000円
保証料 2,000円
合計 92,000円
そして、移住先の北海道では、下記の賃貸物件を契約しました。
北海道 賃貸アパート
築25年
木造
2DK(DK9畳、和室6畳x2部屋)
45m2(平米)
都市ガス
独立洗面所付き
駐車場無料
家賃 38,000円
管理費 2,000円
合計 40,000円
探せばもう少し安い物件もありますが、都市ガスが絶対条件と、仕事専用部屋が欲しかったため、この価格帯になりました。
東京都の賃貸物件と比べて、半額の家賃で2倍近くの広さとなり、大満足の結果です。
また、賃貸契約時の初期費用は・・・
約109,000円 でした。
敷金と仲介手数料は家賃の1ヶ月
礼金なし
更新料なし
引越し方法について検討
東京都では生活に必要や家具家電は一式所有しておりました。
まず、全て持ち物を東京から北海道へ運ぶことを考え、引越し業者へ見積もり依頼をしました。
結果・・・
概算 120,000円〜260,000円
オフシーズンということもあり、そこまで高額ではありませんでした。
しかし、北海道内であっても、最南端の函館、中心都市の札幌、最北端の稚内、最東端の根室市など、移住する地域によっては概算よりも+5〜10万円はかかってしまう見込みのようです。
荷物量がそこまで多くない単身者であっても、東京から北海道へするには、最短3日以上かかってしまうことで、トラック1台と人件費2名を借り切ってしまうため、決して安くない引越し費用となってしまいます。
日通の単身パック
少しでも引越し費用を安くするため、最も安い手段を探したところ、
日本通運の単身パックというサービスを利用することにしました。
横幅 108cm
奥行 104cm
高さ 175cm
上記の寸法のコンテナに詰めるだけ積んでも料金は変わらず。
かかった費用はなんと・・・
51,700円(税込) でした。
自分の住んでいるエリア
引っ越し予定エリア
おおよその日付
これらの3つの条件が決まっていましたら、電話の問い合わせでも空き状況と最大料金を教えてもらえます。
私は、電話で一番安くなる日程と空き状況を伺いまして、オペレーターのアドバイス通りWebからの申し込み(2,000円引き)と、搬出および搬入日を平日(土日祝日は追加料金あり)にすることで、最安価格で依頼することが出来ました。
そこまで大きくないコンテナ便ですが、実際私が使用し、積み込みできたものは以下のものです。
2ドア冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、PCデスク2台(天板と脚が取り外せるタイプ)、スチールラック、ダンボール数箱、など
積みきれなかった家具と家電、その他持ち物はどうしたかというと・・・
出張買取業者へ依頼
単身パックのコンテナに入りきらないと想定された家具と家電は、全て出張買取業者へ依頼して手放しました。
日立製7kg全自動洗濯機(乾燥機能なし)・・・1,000円
ニトリ製オフィスチェア・・・500円
レンジワゴン・・・500円
想定しておりましたが、かなり安く買い叩かれています。
粗大ゴミや家電リサイクル法で費用を支払うよりマシですが、少し残念な結果です。
買取できない家具類は粗大ゴミへ
粗大ゴミとして処分したものは下記の通りです。
ダブルベッド、マットレス、ハンガーラック類、収納系など。
東京都での処分費用は合計5,200円でしたが、とにかく予約をするのが大変でした。
私が依頼しましたオフシーズンの6月上旬ですが、コロナウイルスの影響により、自宅の片付け等で粗大ゴミの予約が混み合っており、5月中旬に依頼をして引越しの都合で無理を伝えて最速で約3週間後の予約になりました。
通常は2週間程度くらいのようですが、都心部からの移住には、早めの準備が必要です。
私はとにかく早く移住の準備を進めておりましたが、粗大ゴミの予約待ちにより、結果として移住日が遅くなってしまいました。
どうしても間に合わない場合は、有料の不用品回収業者へ依頼する方法もあります。
(費用は未確認ですが、数万円ほど発生する場合が多いようです。)
東京から北海道へ移動方法
東京都23区内に住んでおりながら自動車を保有しておりましたので、積みきれなかった雑貨類は自動車に積んで、自走しフェリーを使用しました。
簡単な移動経路は・・・
東京23区内
→茨城県大洗港
→北海道苫小牧港
→移住先(北海道の真ん中くらい)
フェリーは、商船三井フェリーを使用しました。
大人 1人
自動車5m未満 持ち込み
船室 コンフォート
29,910円
フェリー内の様子はこちらの記事をご覧ください。(準備中)
自動車による移動の交通費
東京都から北海道の移住先まで、走行距離はおおよそ750kmくらいでした。
ガソリン1リットル 120円
10km/L クラスの燃費と仮定して・・・
75L x 120円 =
ガソリン代は約9,000円くらいです。
私の車は燃費が良く20kmくらい走りましたので、これの半額です。
また、高速料金は、東京都と北海道を全て使うと約10,000円です。
ただ、北海道の一般道路は、都市部を除けば交通量がほとんど少ないため、一般道路のみを使用して高速代を節約すると、エリアによっては2,000〜5,000円ほど節約することができます。
私は、東京から茨城までの移動のみ高速を使用し、北海道内では有料道路を使用しなかったため、約5,000円の費用です。
ちなみに、北海道では無料の高速道路も存在します。
Google マップのルート検索で、有料道路を使用しないでルート検索すると、無料の高速道路へ案内してもらえます。
なお、移住時期が雪のない時期(5月〜10月)でしたら、のんびりドライブを楽しみながら峠道や一般道路を走行することが出来ますが、降雪時期は、通行止めになる区間が多数存在しますので、有料道路や高速道路で移動したほうが安全です。
足りない家具・家電の購入費用
新生活で必要なものは人それぞれですが、私は持っていけなく、現地で調達したものは下記の通りです。
布団一式・・・約5,000円
ずっとベッドの生活でしたが、田舎暮らしに合わせた和室+布団の組み合わせもなかなか良いです。
洗濯機・・・約50,000円
北海道の田舎ではコインランドリーなどありません。
絶対に必要な家電になります。
6月のシーズン切り替え型落ちモデル、7kgサイズを値引きしてもらえました。
照明器具・・・約40,000円
3部屋分のLEDシーリングライトと各電球をLED電球に切り替えたため、高額になりました。
その他家具、家電・・・約20,000円
収納関係はリサイクルショップを使用しました。
食器、生活雑貨類・・・約10,000円
100円ショップとドラッグストア、ディスカウントストアを多様して安く済ませました。
移住費用のまとめ
細かな数字を切り上げまして、私が東京から北海道へ移住にかかった費用は・・・
粗大ゴミ処分費用・・・5,000円
アパート契約料・・・109,000円
引越し費用・・・52,000円
フェリー代金・・・30,000円
ガソリン・高速等の交通費・・・10,000円
家具家電購入代・・・125,000円
ネット開通や細かな契約料等・・・20,000円
合計・・・
約351,000円
このような結果となりました。
反省と感想
お金に余裕がありませんでしたので、出来るだけ安く済ませようと考えておりましたが、家具や家電を持って行きながら35万円近い費用がかかってしまいました。
新生活を始めるにあたって、また部屋の間取りや広くなったことによる家具・家電の購入が大きな出費となりました。
本当に安く済ませたいのであれば、東京で住んでいたような間取りにすれば、生活レベルを変えずに1/3近い家賃にすることも出来るでしょう。
ただ、私も30代前半になり、いつまでも学生気分のような生活レベルでは、田舎暮らしでは良からぬ噂や他人からの見栄がありましたので、後悔はしておりません。
むしろ、東京でつらい思いをしていた1Kの独房のような生活を無理なく抜け出せたことにとても喜びを感じております。
補足
私は、2020年3月末で東京都の会社を辞めて、4月から北海道の会社で働く予定でしたが、コロナウイルスの影響により転職先の内定が取り消され、途方に暮れてました。
東京では固定費が高すぎるため、毎日その日暮らし、自分にもしものことが起こっても悔いのないような人生を送り、宵越しの金はもたないつもりの生活を送っていたため、4月からの無職期間は本当に辛い毎日でした。
不幸中の幸いだったことは、昨今のコロナウイルスの影響により、Web面接が流行りだしたおかげで、面接による北海道までの旅費交通費を節約できたことが大きな救いでした。
30代にしてお金も無くなりそうになりながら、北海道へ移住の夢を諦めきれなかったため、AIスコア・レンディングのJ.Score(ジェイスコア)で限度額いっぱいの50万円を借金をして、北海道へ引っ越ししてから仕事を探す覚悟で行動しました。
結果としましては、東京都在中に北海道の企業に内定をもらい、借金は使わず利息と合わせて返済し、貯金をほとんど全て使い果たし、移住することに成功しました。
北海道や田舎暮らしは、良いことだけではありませんが、それを超える魅力がたくさんあります。
今後も少しずつブログでご紹介したいと思いますので、興味を持っていただけましたらお気に入り・ブックマークの登録をお願いいたします。
今回は長々と読んでいただきましてありがとうございました!
管理人:ゆう